だがね、

シャミを抱っこしたら小さく鳴いたよ。
ウンチもしてた。
でも頭支える力もないんだ。昼間、持って夜までなのかな・・・・
あきらかに鼓動が弱い


さて、自分は元々談志が好きでしたが落語マニアではないので、
たまに浅草で寄席に行くくらいでね、たいしたもんじゃなかった。

ところが『昭和元禄落語心中』や『赤めだか』実写化がポンポンときた。
忘れていたのよ、自分がわかっていたけど言葉にできなかったことを
整理できるいいきっかけになった。


しかしそんな談志のセリフに
「現実は正解なんだ」というのがあります。

至極まっとう。
なにがどうあろうと起きた事しかありえない。それを分析して対処するしかないんだバカヤローと
まさに正論なのですが、

『時代の変化』は正解と言い切っていいのだろうか？


好きこのんで産まれてくるわけじゃないのに、貧乏や障害なんてさ。
そこに前の世代のやり散らかしや先送りが積み重なってごらんな？

金持ちだって楽勝かと思いきや
商売が許されなくなる時代も必ずある。石炭や硫黄、観光業、建設系は
大手だ、歴史だ言ってられなくなった。

当事者の行いの結果が正解なのはわかる。
産まれる前も正解なのか？

普通は先送りしないために頑張るのでしょう？
だから今「戦争反対」と言って現実逃避してるやつらは
「争いの種」を先送りしながら「自分達の子供を兵士にしない」とか言ってるわけだ。
矛盾すぎて笑いにもなんねぇっすよ。

ところが前世代がケツまくって押し付けてきたものが
正解で、逃げも隠れもできません、ってなったらどうすんのか？
だって今氷河期世代が何かしようとしても対処すらできないでしょ？
させてもらえないようになってるし、なんとか人並みに生きている人は、
もうそんな天下国家や他人の前に自分で精一杯でしょうよ。

ニートだって親が死ねばどうなるか？をずっと抱えながら
部屋に閉じこもっているのが大多数だと思うし。

もし昔のようにアナログであれば・・・・という人間も多い。
でも時代の変化が許してくれない。
発達障害者はまさに飲み込まれている。
身体障害者や知的障害者は多少『改善』されたけれども。

『正解』とはなんだよ？
生まれ落ちた瞬間の重しが正解ならば、
まったくわからなくなる。

死産は『正解』なのか？
幼児が病気や障害でそのまま肉塊になるのは正解なのか？

自然の摂理ならそれもまた致し方あるまいが、
ここまで社会生活を送っておいて
『野生』を持ち出されても困るのだ。
それならば『安楽死』は絶対に避けて通れないし・・・・

だがそんなことおかまいなしで
シャミは「死に際」という正解を超えた現実を見せつけている。
俺はまた一つ背負うわけだが、
さすがに今回は重すぎるよ・・・・