例えば、『四丁目の夕日』みたいな
のとかね。
有名だけど、作者が主人公を追い込んでいく様は「救いなんぞねーよ」と
しっかり教えてくれる。
他にも色々あるけど、残酷系は受け付けない。
だって「トリック」がないもの。
すごく普通に描いているようで
作者が読者をだましたり、惑わせるのが好き。
あとはエンディングが終わりではなく、
「え、ちょっとどうすればいいの?」と
読者の悩みのスタートになってしまうのがいい。
ウシジマくんなんかも、最初から読み手がわかってるからね、胸糞悪くなると。
ちょっと違うのだよね。
どういうのか?って言われたら
鈴木志保の『ヘブン』かな。
これは、残酷ではなく、とてもカワイイ絵で、わかりやすい表現で
読み手に激重の苦しさをぶつけてくる。
あとはすごい有名所ですが、
ブラックラグーン。双子編より、
ロベルタ復讐編のバラライカ姐さんとかね。
かわいそうすぎる。
ヨルムンガンドも「発動した後」を見せてくれなかった。
その作者さんの次作デストロ246もかわいい女子高生が殺しますくり、悪い均衡を取る者達へ着地して終わってしまった。
エリア88もみんな盛大に死んで主人公は記憶喪失。だがジュリオラには神崎の子。また円環は続くんだろうな、と。
HELLSINGは胸糞悪くはない。が、少佐というキャラは凄い。
狂気を描くと常人は引いてマニアックになる。
薄い表現だと水戸黄門の悪代官のようにペラくなる。
あそこまで狂っていて普通の人間も楽しめるギリギリを狙っているのがヒラコーの凄さだ。
ニワカとか言われてもあのへんはやはり有名になり売れるのは当たり前なクオリティなわけだ。
監獄学園もあの三角交換と男子のバカエロが混ざっているからワクワクするわけです。
昭和元禄落語心中も本当に嫌になるくらい人の業がみれる。優しさすら業なのだよね
死体や鬼畜表現があってもダメ。社会問題をつついてもまた足りない。
もっとこの世の汚さを見せてほしい。
となると、漫画でも(かなり改変されているが)鬼平だわね。やっぱり勝てないよ、あの世界観には。
でも胸糞悪いのが一般的ではないのであえてみなさんは『ジゼルアラン』を読んでおくべし
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